ロシアのチュルキン国連大使がニューヨークで27日、シリアでの弾圧停止に関する国連安保理の非公開会合の後、伝えた。
チュルキン大使は「モロッコ案」について、ロシアが越えることのできない最後の一線が無視されているだけでなく、原則に基づいてロシアが受け入れられない「新たな要素が加えられている」と指摘した。これは特に対シリア制裁と武器禁輸の押し付けに関するものだ。
ロシアと中国は10月、シリア政府に対する制裁を警告する西側の決議案を阻止した。 ロシアは、外部からの軍事介入という「リビアのシナリオ」が、シリアで繰り返されるのを懸念している。
ロシアはシリアに関する自国の決議案を提出したが、国連安保理の西側のパートナー国はその決議案について、シリアでの騒乱を止めるにはあまりにも穏健だと考えている。 チュルキン大使によると、ロシアのアプローチは2011年8月3日に表された国連安保理の議長声明の中で述べられた合意を基盤としている。同声明では、あらゆる暴力はシリア国民によって政治路線で停止されなければならないと述べられている。一方でチュルキン大使によると、解決への道は現在、シリアで政治対話が始まる前に外部から押し付けられている。
シリアではすでに10ヶ月にわたり反政府抗議デモが続いている。 一般市民ならびに治安部隊の職員らの死亡に関する情報が毎日伝えられている。 シリアでは現在、アラブ連盟の監視団が活動している。 チュルキン大使は、「アラブ連盟の監視団を支持することが、現在はより重要だと考えている。この決議案では彼らの声がわずかしか考慮されていないことに驚きを覚えた」と指摘した。
大使によるとシリアに関する協議は、国連安保理メンバーがアラブ連盟監視団の報告書を含めた新たな文書に目を通したあと、再び31日に開かれる。
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