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「発展とイノベーションを目的とした繁栄のための統合」を目指して

28.01.2012, 13:04
Photo: RIA Novosti
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  メドヴェージェフ大統領は、APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議でロシアが議長国を務めることの優先性を指摘した。 大統領は、APECフォーラムのサイトに発表した自らの論文「発展とイノベーションを目的とした繁栄のための統合」の中で、積極的な貿易投資活動のさらなる自由化と地域経済統合が、ウラジオストクでのAPEC首脳会議で取り上げられる議題の重要な方向性となると書いている。

 前回のハワイでのAPECサミットで採択された宣言書では、21の国々を統合するアジア太平洋地域は「グローバルな発展の前衛だ」と述べられている。 APEC加盟諸国には、世界の人口の約40%が居住しており、それらの国々のGDPの合計は今や世界の54%、貿易高は44%近くに達した。 メドヴェージェフ大統領は論文の中で「今年2012年、米国から議長国を受け継いだロシアは、主導的立場強化のため可能なあらゆる事をするだろう」と指摘している。

 貿易・投資領域でのアジア太平洋諸国との協同行動、地域統合への積極的参加が、ロシア極東ウラジオストクで9月に開かれるAPECサミットでは中心的なテーマとなるだろう。

 メドヴェージェフ大統領は、論文の中でさらに次のように記している―

 「ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟が成功裏に完了した事を考慮して、我々は、APEC加盟諸国の経済専門家と自由貿易協定締結に関する交渉をする用意がある。その際、ロシアは関税同盟であるカザフスタンやベラルーシと共同で、それを行う。 統一経済圏の潜在力により倍加した状況は、ユーラシア大陸全体にAPEC市場拡大の展望を創り出し、統合に向けたAPECの活力の新たな方向を開く可能性がある。」

 統合プロセスは、所謂「生産販売ネットワーク」の組織及び輸送システムの発展と密接に関連しているが、これについて大統領は―

 「ロシアは、アジアと欧州を最短距離で結ぶ自国の輸送回廊を提案する用意がある。 これについて我々は、ロシアの提案におそらく関心を示してくれるであろうパートナー達と話し合うだろう」と指摘している。

 ウラジオで議題として取り上げられるものの中には、APECの作業の中で継承される伝統的なものもある。 例えば、エネルギー領域での協力だ。ロシアは、世界市場においてリーダー的なエネルギー供給国の1つだが、大統領は、これに関し、次のように書いている―

 「ロシアは確かに世界有数のエネルギー供給国だが、APECにおいて我々は、石油や天然ガス貿易にばかりアクセントを置く計画はない。 明日という日を考える必要がある。それゆえ我々は、エネルギー安全保障のあらゆる諸問題や所謂『グリーン・エネルギー』発展の幅広い展望に関して、さらなる建設的議論を促すだろう。

 経済のさらなる安定的成長について言えば、そのために必要不可欠なのは、統合的発展に方向づける事だ。 このロシアにとって優先的なテーマに、APEC加盟国は積極的に反応している。 我々は、大学や研究機関、企業の幅広い協同行動を促進するだろう。教育や人的潜在力発展の分野での協力が重要だ。知的所有権の保護も、ますます焦眉の大問題になってきている。」

 この他、ロシアがウラジオストクでのAPECサミットでの討議を提案している重要テーマとしては、食糧安全保障、テロリズムとの戦い、国境を越えた犯罪の協同阻止、さらには自然災害やその他の非常事態に対する対応などが挙げられる。というのはアジア太平洋地域は、地震や津波、疫病など世界でも災害や厄難の多大な影響を被っている場所だからだ。

 メドヴェージェフ大統領は、論文の最後を以下のように締めくくっている―

「力を合わせることにより、今年2012年我々は、経済成長と地域全体の繁栄のため、このアジア太平洋地域の統合を深める作業において新たな成功を収めるだろうと確信している。」

 

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