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ロシアの専門家 金正男氏の告白を評価

 
20.04.2012, 00:36
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© Collage: «Voice of Russia»
© Collage: «Voice of Russia»

ロシアの高名な弁護士アンドレイ・ラニコフ氏は、日本で刊行された東京新聞の五味洋治記者の著書「父・金正日と私 金正男 独占告白」を完読し、書籍の出版は「大きな政治的出来事だ」との考えを表した。

 ラニコフ氏は韓国で暮らしており、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からの脱走者とも交流している。  

 ラニコフ氏は、書籍の主要テーマは北朝鮮で中国のような社会・経済改革を実施することの可能性に関する質問ではないかと指摘している。

 正男氏はインタビューの中で、北朝鮮国民の豊かさを著しく向上させる唯一の手段は改革であることを認めている。正男氏を信じるならば、同氏の父親である金正日氏は、中国への公式訪問で多くのことを感じたものの、深く考えた結果、改革を実施しないほうが良いとの結論を出したという。

 正男氏は、北朝鮮で強い大国の建国について語られていることに皮肉な態度を取っている。正男氏は、国民がこのような極貧の中で暮らしている時に、強くかつ繁栄した国について語る意味はないとの考えを表している。 また正男氏は、北朝鮮の権力世襲を嘲笑せずにはいられないと指摘する一方で、世襲は北朝鮮の政治的安定性の維持を促進するため、政治的な意味を持っていると認めているほか、北朝鮮の秩序については批判しているものの、核開発に関しては、「全ての国に許されているならば、なぜ我々が行ってはいけないのか?」と強い論拠を示し、北朝鮮が行っている核兵器製造に関する政策に賛同の意を表している。

 正男氏は中国で暮らしている。同氏は、中国が北朝鮮経済をコントロールしていると指摘している。正男氏は、中国の北朝鮮に対する投資戦略は、中期的そして長期的に北朝鮮経済を修復することに方向付けられているが、北朝鮮の視点から見てこの戦略を歓迎することはできないとの考えを表している。

 ラニコフ氏は、これらの指摘は特に興味深いとの見解を表している。その理由は、多くの人々が北朝鮮で何らかの予期せぬ変革が起こった場合、正男氏が「親中派」になる可能性があると考えているからだ。仮に北朝鮮で親中派政権が樹立された場合(長期的な展望においてこのようなシナリオが現実となる可能性は高い)、正男氏がそのような政権の正式な指導者となる可能性がある。なお正男氏は、北朝鮮の政策とは現在関係を持っていないと強調している。

 ラニコフ氏は、正男氏が外国のマスコミとの接触を決めたのは、第一に必要悪であると考えることもあるが、全体的には賛同できない政策を行っている北朝鮮政府と距離を置くことを望んでいることに関連しているのではないかとの見方を表している。

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