現在デザインを担当するミハエル・マウアー氏は、ラーピン氏について「20年の長きに渡り、ポルシェのスポーツカーのデザインに取り組んできた人物で、デザイナーとして流行に流されず、自分のプロジェクトによって新しい傾向を編み出してきた」と評価している。
アナトリイ・ラーピン氏は、1930年5月23日ラトビアの首都リガで生まれ、戦争後、ハンブルグのダイムラーベンツ社で自動車整備を学び、その後、ハンブルグ自動車整備大学に入学。1951年から1965年まで、米国GMで働いた。65年氏はドイツに戻り、オペル社の科学研究センター長となった。そして69年から氏はポルシェに移り、デザイン部長となった。彼の指導の下、924,928,944といったポルシェ名車の一連のデザインが創り出された。