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ロシア:過去への回帰現象に若者が熱中

10.05.2012, 13:39
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写真の提供者:アレクセイ・オヴチャレンコ
写真の提供者:アレクセイ・オヴチャレンコ

   過去への回帰現象は、若者の人気を最も求心的に集めている娯楽の一つとなっている。ロシア国内には200以上の歴史愛好家クラブが存在する。そうしたクラブの目的は、過去の時代の物質的および精神的文化を復活させることだ。

   現在、ロシアの歴史愛好家らは、毎年恒例のフェスティバル「時と時代」の準備を活発に進めている。フェスティバル「時と時代」は、モスクワで7月6日から8日にかけて開催される。同フェスティバルの主催者の一人であるアレクセイ・オヴチャレンコさんは以下のようにインタビューに答えてくれた。

  「フェスティバルは17世紀のロシアの再現をテーマにしています。フェスティバルの参加者は、民芸品の屋台および市場そしていくつかの野営地を訪れることができます。野営地の中では、モスクワの銃兵隊、ポーランド兵隊、ヨーロッパの傭兵部隊さらにはクリミア・タタールの戦隊に出会えるかもしれません。フェスティバル会場には、槍、火縄銃および弓矢の扱い方を教えてくれるインストラクターがいます。参加者は、木彫り教室およびロシア伝統絵画教室、陶芸教室などの全部で20以上の様々なワークショップに参加することができます。また、ステージでは、17世紀のロシアをテーマにした演奏会および教会儀礼、演劇などが上演されます。」

   何が人々を歴史再考へと惹き付けるのか?モスクワ観光宿泊業者委員会のセルゲイ・シュピリコ委員長は、現代人は歴史的価値からの隔絶感を埋めたいと切に願っているため、歴史をテーマにしたイベントは脱工業国において大いに需要があると語る。人々は、古きものへのノスタルジーを感じ、歴史が今も息づいている場所を訪れることを好む。歴史再考を行うにあたり、人々は、古い時代の道具のレプリカを手に取り実際に使い、過ぎ去った時代の出来事を再度なぞることで、文字通り歴史に触ることができるのだ。

   ロシアの若年層の多くにとり、歴史再考は、物質的および精神的な自己実現の欲求を満たす手段となっている。歴史再考は、国際的ネットワークおよびビジネスを刺激する。多くの歴史愛好家クラブは、国および私企業の注文に応じ、古の遊びを提供するイベントを企画するエージェントでもあるからだ。

   第一回「時と時代」フェスティバルは昨年モスクワで開催され、戦史愛好家および職人、音楽家が1200人以上集まり、その訪問客は約7万人となった。                                 (http://www.facebook.com/historyfest?sk=info&__adt=3)

   毎年恒例のフェスティバル「時と時代」により、サブカルチャー的な現象だった歴史再考が、広く社会に受け入れられ観光客を多く惹きつけるイベントとなった。

   歴史再考の波は世界規模でも広がっている。欧州ではこうした歴史愛好家クラブは昔から存在している。また、日本ではサムライ文化愛好会(http://www.j-armor.com/musyatai/menu.html, http://www.marvellouswings.com/Kattyuu/)の他にも、西洋史に特化した歴史愛好会(http://avalon.tsukaeru.jp/)が存在する。

なお、モスクワで行われる次回の「時と時代」フェスティバルに参加予定の外国の歴史愛好家は全体の3分の1にもなる予定だ。

       

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