キルギスの政変で失脚したバキエフ大統領が辞任を否定していることについて、臨時政府を率いるオトゥンバエワ元外相は、「辞表を提出したバキエフ氏は法的にもはや大統領ではない」との声明を表した。バキエフ大統領は21日、滞在先のミンスクで「辞表が議会で審議されるまでは合法的な大統領だ」と述べ、辞任の意思がないことを明らかにしている。 バキエフ大統領が国内の安定について考慮せず、辞任を拒否しつづけていることについて、オトゥンバエワ氏は「国の利益よりも個人の利益を優先していることを証明するもの」と述べた。またオトゥンバエワ氏はキルギスとベラルーシとの間で相互援助に関する合意が締結されていることを指摘し、4月6日から7日にかけて発生した反政府騒乱の調査委員会の報告書を基に、バキエフ氏の身柄の引渡しを求めていく意向を明らかにした。 一方、在ミンスク・キルギス大使館は、法的根拠がそろえば、外交ルートを通じてバキエフ氏を指名手配すると発表した。キルギスのボルジュロワ駐ミンスク大使によれば現在、訴追手続きが行われているのは大統領の側近23人だけだという。 →
ウクライナのヤヌコビッチ大統領は、ウクライナ、クリミア半島の露黒海艦隊の駐留をめぐる協定の批准に関する法案を議会に提出した。また同日、ロシアのメドヴェージェフ大統領も同様の文書をロシア下院(国家会議)に提出した。ロシアとウクライナは、両首脳によって締結された駐留期限延長に関する協定の批准を4月27日に同時に行う意向。 一方、ウクライナの野党は露海軍の駐留延長を認めたヤヌコビッチ氏を批判しており、27日の批准を阻止する立場を明らかにした。ウクライナ最高議会のリトビン議長は、批准は241議員のうち226票の賛成である点を指摘し、批准は問題なく行われるとの楽観的な見方を示した。 ウクライナのセヴァストーポリに司令部を置く露黒海艦隊の駐留期限をめぐり、ロシアとウクライナは4月21日、駐留期限の切れる2017年からさらに25年延長することで合意。延長に関する協定がメドヴェージェフ大統領とヤヌコビッチ大統領により、ハリコフで調印された。 →
中央アジア・キルギスのバキエフ大統領は23日、滞在先のミンスク(ベラルーシ)で会見を開き、辞任の声明に署名していたことを認めた。ノーヴォスチ通信が報じた。 今月初めのクーデターで政権を掌握した同国臨時政府は15日、バキエフ氏の辞任を発表。同氏からファックスで送られてきた文書をメディアに公開した。これに対しバキエフ氏はベラルーシ到着後の声明で、自身の辞任は無効と述べ、国際社会に対し臨時政府の正統性を認めないよう呼びかけていた。 バキエフ氏は会見で、「軍事クーデター」による脅威を受けて辞任声明を書いたことを発表。一方で、「大統領として帰国することはない。私は辞任を認めないとの声明を出している。国に法的秩序が戻る可能性を残すためだ」と述べ、辞任について立場に変わりがないことも明らかにした。ただ、公正な選挙実施のために臨時政府と協力する姿勢もみせた。 このほか、今回のクーデターにロシアの特務機関が関与した疑いについては、自身の外交政策にロシアが不満を抱いていたことを指摘しつつ、「なんともいえない」と述べ、検証のための独立した国際委員会設置を提案した。 キルギスを含む旧ソ連7カ国で作る集団安全保障条約機構のボルジュジャ事務局長は同日、カザフスタンのアルマアタで発言し、同国の情勢が先鋭化しつつあると述べる一方、機構による部隊派遣の可能性を否定した。 →
ウクライナのヤヌコビッチ大統領は22日、ロシアと共同で国内に核燃料の製造工場を建設する方針を明らかにした。ロスビジネスコンサルティング紙が報じた。 同氏は前日にロシアのメドヴェージェフ大統領と会談。露黒海艦隊の駐留期限延長を見返りとして天然ガスの供給価格の3割引き下げで合意している。 キエフで会見を開いたヤヌコビッチ氏は、国内ウラン鉱山開発の再始動と共に、核燃料の製造工場建設の方針を発表。ロシアが同国ほか欧州連合(EU)にあるロシア型加圧水型原子炉(VVER)への核燃料供給で市場を独占している点を指摘し、製品の欧州供給を目指して同国との折半出資により自国でも工場を作りたい考えを伝えた。交渉は近く妥結予定とのこと。 また、国内西部にある原発の原子炉2基の建造に関して、ロシア側が費用を100%融資する方向で交渉が進んでいることも明らかにした。設備のうち、ロシアからの輸入分は全体の6割に達する。来月再び予定されているメドヴェージェフ大統領の訪問に合わせて最終合意する可能性もあるとのこと。 →
ウクライナのユーシェンコ前大統領率いる野党・われらのウクライナは21日、ロシア海軍の駐留延長などに同意したヤヌコビッチ氏を批判、弾劾手続きも辞さない姿勢を示した。ガゼータ・ルーが報じた。 ヤヌコビッチ大統領は同日、ロシアのメドヴェージェフ大統領と会談。同国南部のセヴァストーポリに司令部を置くロシア黒海艦隊の駐留延長で合意したほか、ロシア側からも天然ガス価格の3割値下げを取り付けた。合意は来週にも批准手続きのため両国議会に提出される。 ともに反露派の前政権時に対立の要因となっていた問題で、相互に譲歩する形でスピード解決した。 われらのウクライナは同日の声明で、新政権の「ロシア化」が進んでいるとした上で、駐留延長が国益にもたらす損害を強調。さらに決定を憲法違反として弾劾手続きを受けるべきとの立場も示した。 また政権交代で野党トップとなったティモシェンコ前首相も締結直後の声明で、協定について「ウクライナの独立が失われ始めた」と非難し、議会で批准を阻止する考えを伝えた。議事堂前での抗議行動も呼びかけている。 ユーシェンコ氏とティモシェンコ氏は04~05年のオレンジ革命で政権入りして以来、内部対立を続けてきたが、野党による大きな方針転換を前に今回は一致した見解を示した。 訂正:最終段落の「ヤヌコビッチ」を「ユーシェンコ」に訂正いたしました。(2010年5月8日午後16時14分) →
ロシア国境警備庁のウラジーミル・プロニチェフ長官は22日、訪問先のドゥシャンベ(タジキスタン)でノーヴォスチ通信からの取材に答え、アフガニスタンに駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍の不十分な麻薬対策を批判した。 同氏は現地で開かれた独立国家共同体(CIS)の国境警備隊長官級会合でロシア代表を務めた。取材に対し、「現地で行われている作戦の目的が分からない。麻薬取引は増加している」とNATOの作戦が成果を挙げていない点を指摘。特に麻薬生産の土壌となっている問題に切り込めていないのが原因とした。イランや欧州連合(EU)による取り組みを評価するなど、米国による無策を間接的に批判した。 アフガンの麻薬問題でロシアは各国中最も大きな被害を受けており、中央アジア地域との連携ほかアフガンでの平和維持活動を主導するNATOとの協力も呼びかけている。 長官はタジクの国境警備隊との協力についてロシア側特捜斑の受け入れなど現状を評価した。 →
アルメニアのサルキシャン大統領は22日、トルコとの間で昨年10月に締結した国交樹立合意の批准手続きを停止する大統領令に調印した。ロスバルト通信が報じた。 両国は第1次大戦中に発生したオスマン帝国のアルメニア人虐殺を巡る歴史問題から対立。さらにトルコの友好国アゼルバイジャンとアルメニアの間で軍事行動に発展したナゴルノ・カラバフ地方の独立問題を受け93年から国境閉鎖状態が続くが、昨年10月にチューリヒで行われた外相会談の結果、国交樹立の議定書を締結していた。 サルキシャン氏はこの日のテレビ演説で、トルコ側が無条件の批准プロセスを進められる状態にないとして、時間切れを宣言。「合意破棄」ではなく「批准手続きの停止」とした。さらに国交正常化に向けた目標に変わりがないことも明らかにした。 大統領は核安保サミット出席のため訪れた米ワシントンでトルコのエルドアン首相と会談するも不調に。トルコ側は批准の条件としてナゴルノ問題を示唆する発言を繰り返しており、アルメニア議会では与党から批准審議の打ち切りを求める声が上がっていた。 →
クーデターにより政権を掌握したキルギス臨時政府のテケバエフ副首相は22日、国内テレビの生放送で、同国大統領選と議会選が10月10日に同時実施されると明らかにした。ロスビジネスコンサルティング紙が報じた。 同国では今月6~8日にかけて発生したクーデターでバキエフ大統領に異を唱える野党派が政権を掌握。現在はベラルーシに滞在している同氏の辞任を発表し、議院内閣制への移行を骨子とする新憲法草案の作成作業を続けている。 発表によれば、新憲法の是非を問う国民投票を6月27日に行った上で、議会選を10月10日に実施する。大統領選も同日行われる可能性が高いという。 一方で臨時政府に実施資金はなく、サリエフ財務相代行は前日に国連の事務総長特別代表と会談。1000万ドル(9億3000万円)の支援を要請した。 →
ウクライナのセヴァストーポリに司令部を置く露黒海艦隊の駐留問題で、ロシアのチマコワ大統領報道官は21日、両首脳の締結した延長協定の批准が27日に両国議会で審議されると明らかにした。 2017年に期限を迎える駐留期限を巡っては、ウクライナのユーシェンコ前大統領が延長に反対する立場を明確にし、ロシアとの間で関係悪化の一因となっていた。3月に発足したヤヌコビッチ政権は一転認める立場を示しており、この日行われた両国首脳の結果、25年間の期限延長で合意。スピード解決に至った。 チマコワ氏によれば、延長を取り決めた協定の批准文書は27日に両国議会で審議される。国営テレビのヴェスチによれば、露下院(国家会議)のグルィズロフ議長は同日中の採択も可能と話しており、各会派の代表からなる理事会で22日にも協議に入る意向とのこと。 →
ロシアのプリホチコ大統領補佐官は21日、久々に姿を現した中央アジア・キルギスのバキエフ大統領について、「辞任は成立済み」との認識を明らかにした。 キルギスで発生したクーデターでは、行方が分からなくなっていたバキエフ大統領が21日久々に会見を開き、野党が主張する辞任の事実を否定。また同氏を匿っているベラルーシのルカシェンコ大統領も同氏の正統性を認めるなど、国内の混乱に加え国際的な政治劇も終幕を迎えていない。 インターファクス通信からの取材に答えたプリホチコ氏は、一連の発言について、メドヴェージェフ大統領による声明を引用し、バキエフ氏が辞任したとのロシアの立場に変わりがないことを明らかにした。またルカシェンコ発言については、「今回の事件を受けて一連の国の首脳が抱いている危険からくるもの」と述べ、再び大統領声明を引用しつつ、「危険を打ち消すには適切な国家運営が不可欠」と述べた。 「欧州最後の独裁者」と言われるルカシェンコ氏は11年に大統領選を控えており、ロシアがグルジア、ウクライナ、キルギスに続き親露派野党を支持することへの懸念がバキエフ氏保護の背景にあるとの指摘がある。メドヴェージェフ大統領はこれを意識してか、20日の声明でキルギス新政権との協力には選挙の実施など政権機構の確立が不可欠との認識を示すなど、臨時政府への全面支持を控える立場を強調している。 →
ロシアのメドヴェージェフ大統領は21日、訪問先のウクライナで同国のヤヌコビッチ大統領と会談し、露黒海艦隊の駐留期限延長と天然ガス価格の引き下げで合意した。大統領サイトが発表した。 2月のヤヌコビッチ大統領就任後、両者の会談は3回目。メドヴェージェフ大統領のウクライナ訪問は自身の就任以来初で、対立が鮮明になった前政権との対応の違いを明確にした。 会談後の共同記者会見で発表されたところによると、両国はウクライナ南部のセヴァストーポリに司令部を置くロシア黒海艦隊の駐留期限を当初の2017年から25年間延長することで合意。5年間の再延長期間も設けた。両首脳とも、ロシア側が進める欧州安保の新たな枠組み構想の観点から重要性を強調した。 また、ウクライナ側が見直しを求めていた天然ガス料金については、市場価格に連動した現行協定を踏まえつつ、1000㎥あたり330ドルを超えた場合には100ドル分を値引き、それ以下の場合には3割値引きすることで合意した。ウクライナにとっては毎年40億ドル(3730億円)が浮く形となり、社会保障や軍の発展などに当てる。これまで言及があったロシア側への経済的な見返りはなく、黒海艦隊の駐留費用という形で処理する。市場原理への移行から友好関係の重視に軸足を大きく移す決定となった。 ヤヌコビッチ氏は会見で、いずれの軍事ブロックにも属さない中立国を目指す方針を掲げるともに、今回の合意について、「前政権時の関係冷え込みを早期に埋め合わせること」と意義を語った。メドヴェージェフ大統領も合意が早期に実現した点を強調し、「両国の実質的なパートナー関係に基づく一歩で」とした。 セヴァストーポリへの黒海艦隊駐留に関して、ユーシェンコ前大統領は延長に反対の立場をとっており、外交官の召還問題にまで発展。またガス価格を巡っては交渉の決裂により09年初めにウクライナ経由の欧州向けガス供給が2週間に渡り停止する事態に発展した。 →
中央アジア・キルギスのバキエフ大統領は21日、国外脱出後初めて公の前に姿を表し、辞任の意向がないことを表明。国際社会に対し、自身から政権を奪った臨時政府を認めないよう訴えた。 バキエフ氏は7日に発生したクーデターで首都ビシケクを追われ、16日までに隣国カザフスタンに到着したと発表された。その後は行方が分からなくなっていたが、ベラルーシのルカシェンコ大統領は前日、同氏が首都ミンスクに滞在していることを明らかにした。 同市内の独立国家共同体(CIS)本部に突如姿を現したバキエフ氏は、臨時政府の主張する辞任説を否定し、自身を「大統領」と自称。「私に辞任を強要できる勢力などいない。職を辞するのは死んだときだけだ」とあくまで政権交代を認めない考えを示した。 また、クーデターについては、外からの意思が働いたとの認識を伝え、世界の指導者に対し、臨時政府の正統性を認めないよう訴えた。 →
ロシアのメドヴェージェフ大統領は20日、ウズベキスタンのカリモフ大統領と会談後の記者会見で、クーデターにより政権が転覆した中央アジア・キルギスについて、国家体制の確立が最優先との立場を示した。ノーヴォスチ通信が伝えた。 キルギスでは7日の政変で誕生した臨時政府に反対するデモが発生するなど不安定な状況が続く中、憲法草案の作成作業が続いている。テケバエフ副首相が記者団に明らかにしたところによれば、大統領権限の大幅な縮小や憲法裁判所の解体、政党の議席制限を含む内容になるとのこと。7月にも是非を問う国民投票を実施し、さらに3カ月後に議会選と大統領選を同時敢行する。 メドヴェージェフ氏はロシアが臨時政府へ人道支援を提供した点を指摘しつつ、「完全な経済協力が可能となるのは、キルギスで政権機構が復活してからだ」と明言。現状について「キルギスに国家はない」と述べる一方、臨時政府が必要な措置を講じている点にも言及した。ただ、実権ではなく選挙を通じた正統な政権の存在が重要と述べ、現地政府の努力を促した。 また、ウズベキスタン側も同様の見解を示していることを明らかにした。 →
旧ソ連ベラルーシのルカシェンコ大統領は20日、記者団に対し、クーデターにより政権の座を追われた中央アジア・キルギスのバキエフ大統領が自国に滞在していることを明らかにした。ノーヴォスチ通信が伝えた。 バキエフ氏は7日に首都ビシケクで発生した騒乱で南部の地元へ脱出。16日までにカザフスタン南部のタラズに到着したことが公式筋により確認された後、行方が分からなくなっていた。 ルカシェンコ氏によれば、前日の晩に移送を命じた結果、バキエフ氏は現在、同国の首都ミンスクに家族と共に滞在している。同氏は「ベラルーシ国家とルカシェンコ氏個人」の保護下にあり、健康面でもケアしていくとのこと。ベラルーシからキルギス国民に食料支援を行う方針も明らかにした。 今回のキルギスでの政変に対してルカシェンコ大統領は「違憲行為」と批判しており、前日の声明ではバキエフ氏を「キルギス大統領として」迎える姿勢を伝えていた。 →
中央アジアのキルギスでは政変発生から2週間を経た現在も依然として不安定な状況が続いている。20日未明にも首都ビシケク近郊で騒乱が発生し、複数の犠牲者が出た。 キルギスでは6~8日の騒乱で野党派が政権を掌握し、臨時政府を設立。各国の仲介によりバキエフ大統領は国を離れ、現在までに辞任が伝えられている。 情勢が先鋭化したのは19日。数百人の若者が首都近郊で土地を不法占拠し、住民も武装して対抗。さらに同日晩からは警察隊が到着して鎮圧にあたり、同国保健省によれば5人が死亡、28人が負傷した。拘束された若者の解放を求めるデモも開催されたが、ロイター通信によれば事態は沈静化している。 一方、首都では野党派幹部として臨時政府入りしたシェルニヤゾフ内務相の辞任を求める警官のデモが敢行された。ノーヴォスチ通信によれば、数時間に及ぶ交渉の結果、政府は大臣の更迭に同意した。ただ手続きは完了しておらず、抗議行動は20日朝も続いているという。 →
ロシアのメドヴェージェフ大統領は20日、ウズベキスタンのカリモフ大統領と会談し、両国の経済協力と中央アジア情勢について協議する。タス通信がロシア側報道官の話として明らかにした。 カリモフ大統領は前日にモスクワ入りし、メドヴェージェフ大統領の夕食会に参加。ウズインフォーム通信によれば、国際舞台における協力を話し合ったとのこと。 20日の会合では、エネルギー産業、航空機製造、輸送、鉱山業分野などの経済協力を話し合うほか、キルギスで政変が発生した中央アジア地域の安全保障や麻薬・組織犯罪対策にも言及される。 ウズベキスタンはロシアほか旧ソ連諸国で作る集団安全保障条約機構で加盟国中唯一、合同軍である「緊急機動対応軍」に参加していないなど、地域安保問題で独自の立場をとる。 →
ベラルーシのルカシェンコ大統領は18日、記者団に対し、退陣が発表された中央アジア・キルギスのバキエフ大統領について、「元首として招く用意がある」と述べた。ラジオ・マヤークなどが報じた。 キルギスでは6日から始まった大規模な騒乱で野党派が臨時政府として政権を掌握。バキエフ大統領は南部に滞在を続けたのち、カザフスタン入りしたことが現地政府により伝えられている。現在の居場所については様々な説が伝えられるも、公式的な確認はとれていない。 ルカシェンコ氏は会見で、バキエフ氏が退陣の声明に署名したと伝えられていることについて、「信じるに値しない」と全否定。さらに同氏がベラルーシ入りを望むのであれば、「我々は匿うことはしない。キルギス大統領として迎える」と依然として正統性を認めていることを明らかにした。また、今回の対応が自身の判断であることも付け加えた。 ルカシェンコ氏は今回の事件について、14日にも「国家規模の違憲行為」と述べるなど否定的な立場を示してきた。 →
キルギスは、ロシアからの人道支援に感謝の意を表している。キルギス臨時政府のカザクバエフ外相が、ロシアのヴァレンチン・ヴラソフ駐キルギス大使との会談で表明した。 キルギス外務省は、全ての協力分野における両国の関係発展への関心を表明した。 キルギスでは、6日から8日に発生した大規模騒乱後、深刻な経済状況に陥った。ロシアは、各国に先駆けて2000万ドルの資金供与と、3000万ドルを融資した。 →
16日に辞表に署名したキルギスのバキエフ前大統領は、カザフスタンのアルマトイにいるとの非公式情報が伝えられた。バキエフ氏は、キルギスで発生したクーデターにより国を追われたが、行方が分からなくなっている。 バキエフ氏の親族らが伝えるところによると、同氏は自身の弟らと常に連絡を取り合っている。親族らは、バキエフ氏の正確な居場所を挙げることは出来ない一方、現在は、CIS(独立国家共同体)諸国の一国におり、カザフスタンの可能性が強いとの情報を伝えた。 キルギスでは8日深夜、クーデターが発生し、オトゥンバエワ元外相率いる臨時政府が政権を掌握した。 バキエフ氏は、首都ビシケクを脱出し、故郷ジャラル・アバド州に逃れたが、その後、カザフスタンに出国したと発表された。 ビシケクで発生した大規模な騒乱では、83人が死亡、およそ1600人が負傷した。 →
先週発生した中央アジア・キルギスのクーデターで、国を追われたバキエフ大統領の行方が分からなくなっている。一方、17日は同氏の地元で支持者のデモが発生し、臨時政府の内務相が襲撃された。 バキエフ氏は7日の騒乱で首都ビシケクを離れ、南部で支持者の集会を開いてきたが、国際仲介役を務める欧州安保協力機構(OSCE)が15日に出国を発表。さらに政権を掌握した臨時政府は、同氏が辞任を表明したと発表した。 行方についてはOSCE議長国のカザフスタンが15日中に南部のタラズにいると発表。その後、ルカシェンコ大統領が体制崩壊を公然と批判するベラルーシに向かったとの情報が出たが、同国運輸省はカザフからの航空機の到着はなかったと情報を否定し、内務省もバキエフ氏から亡命の要請が寄せられていないことを明らかにしている。トルコ滞在説も出ているが、同国のNTVは噂を否定する外務省関係者の発言を引用して伝えた。このほかキルギスのアキプレス通信は、同氏がモスクワ入りしたと報じている。いずれの説についても公式筋で確認が出ておらず、行方は全く分からなくなった。 一方のキルギス国内ではバキエフ氏の就任後に政府要職を独占した親族の訴追が始まり、治安当局は騒乱の際に一般市民への発砲を命じたとしてジャニベク・バキエフ元国家警備庁長官の捜索を開始。RFIによれば、協力を仰ぐべく一族の拠点ジャラル・アバドで臨時政府の内務相が1500人を前に演説を試みたところ、瓶や石を投げられ退却を余儀なくされた。 また、ロスビジネスコンサルティングによれば、市中心部では500人が行政府庁舎に押し入り、15日に逮捕された元国防相の釈放を求めたという。さらに露国営テレビによれば、広場ではバキエフ氏辞任の報道が歪曲であると主張する150人がデモを敢行した。 →