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キルギス:「バキエフ氏もはや大統領ではない」暫定政府が声明

24 04 2010 13:00

  キルギスの政変で失脚したバキエフ大統領が辞任を否定していることについて、臨時政府を率いるオトゥンバエワ元外相は、「辞表を提出したバキエフ氏は法的にもはや大統領ではない」との声明を表した。バキエフ大統領は21日、滞在先のミンスクで「辞表が議会で審議されるまでは合法的な大統領だ」と述べ、辞任の意思がないことを明らかにしている。  バキエフ大統領が国内の安定について考慮せず、辞任を拒否しつづけていることについて、オトゥンバエワ氏は「国の利益よりも個人の利益を優先していることを証明するもの」と述べた。またオトゥンバエワ氏はキルギスとベラルーシとの間で相互援助に関する合意が締結されていることを指摘し、4月6日から7日にかけて発生した反政府騒乱の調査委員会の報告書を基に、バキエフ氏の身柄の引渡しを求めていく意向を明らかにした。  一方、在ミンスク・キルギス大使館は、法的根拠がそろえば、外交ルートを通じてバキエフ氏を指名手配すると発表した。キルギスのボルジュロワ駐ミンスク大使によれば現在、訴追手続きが行われているのは大統領の側近23人だけだという。 →

キルギス政変:バキエフ氏、辞任声明の事実認める

23 04 2010 12:34

 中央アジア・キルギスのバキエフ大統領は23日、滞在先のミンスク(ベラルーシ)で会見を開き、辞任の声明に署名していたことを認めた。ノーヴォスチ通信が報じた。  今月初めのクーデターで政権を掌握した同国臨時政府は15日、バキエフ氏の辞任を発表。同氏からファックスで送られてきた文書をメディアに公開した。これに対しバキエフ氏はベラルーシ到着後の声明で、自身の辞任は無効と述べ、国際社会に対し臨時政府の正統性を認めないよう呼びかけていた。  バキエフ氏は会見で、「軍事クーデター」による脅威を受けて辞任声明を書いたことを発表。一方で、「大統領として帰国することはない。私は辞任を認めないとの声明を出している。国に法的秩序が戻る可能性を残すためだ」と述べ、辞任について立場に変わりがないことも明らかにした。ただ、公正な選挙実施のために臨時政府と協力する姿勢もみせた。  このほか、今回のクーデターにロシアの特務機関が関与した疑いについては、自身の外交政策にロシアが不満を抱いていたことを指摘しつつ、「なんともいえない」と述べ、検証のための独立した国際委員会設置を提案した。  キルギスを含む旧ソ連7カ国で作る集団安全保障条約機構のボルジュジャ事務局長は同日、カザフスタンのアルマアタで発言し、同国の情勢が先鋭化しつつあると述べる一方、機構による部隊派遣の可能性を否定した。 →

ウクライナ 露軍駐留合意に野党が反発

22 04 2010 21:12

 ウクライナのユーシェンコ前大統領率いる野党・われらのウクライナは21日、ロシア海軍の駐留延長などに同意したヤヌコビッチ氏を批判、弾劾手続きも辞さない姿勢を示した。ガゼータ・ルーが報じた。  ヤヌコビッチ大統領は同日、ロシアのメドヴェージェフ大統領と会談。同国南部のセヴァストーポリに司令部を置くロシア黒海艦隊の駐留延長で合意したほか、ロシア側からも天然ガス価格の3割値下げを取り付けた。合意は来週にも批准手続きのため両国議会に提出される。 ともに反露派の前政権時に対立の要因となっていた問題で、相互に譲歩する形でスピード解決した。  われらのウクライナは同日の声明で、新政権の「ロシア化」が進んでいるとした上で、駐留延長が国益にもたらす損害を強調。さらに決定を憲法違反として弾劾手続きを受けるべきとの立場も示した。  また政権交代で野党トップとなったティモシェンコ前首相も締結直後の声明で、協定について「ウクライナの独立が失われ始めた」と非難し、議会で批准を阻止する考えを伝えた。議事堂前での抗議行動も呼びかけている。  ユーシェンコ氏とティモシェンコ氏は04~05年のオレンジ革命で政権入りして以来、内部対立を続けてきたが、野党による大きな方針転換を前に今回は一致した見解を示した。 訂正:最終段落の「ヤヌコビッチ」を「ユーシェンコ」に訂正いたしました。(2010年5月8日午後16時14分) →

キルギス政変 ロシア高官「バキエフ氏辞任は変わらず」

21 04 2010 23:39

 ロシアのプリホチコ大統領補佐官は21日、久々に姿を現した中央アジア・キルギスのバキエフ大統領について、「辞任は成立済み」との認識を明らかにした。  キルギスで発生したクーデターでは、行方が分からなくなっていたバキエフ大統領が21日久々に会見を開き、野党が主張する辞任の事実を否定。また同氏を匿っているベラルーシのルカシェンコ大統領も同氏の正統性を認めるなど、国内の混乱に加え国際的な政治劇も終幕を迎えていない。  インターファクス通信からの取材に答えたプリホチコ氏は、一連の発言について、メドヴェージェフ大統領による声明を引用し、バキエフ氏が辞任したとのロシアの立場に変わりがないことを明らかにした。またルカシェンコ発言については、「今回の事件を受けて一連の国の首脳が抱いている危険からくるもの」と述べ、再び大統領声明を引用しつつ、「危険を打ち消すには適切な国家運営が不可欠」と述べた。 「欧州最後の独裁者」と言われるルカシェンコ氏は11年に大統領選を控えており、ロシアがグルジア、ウクライナ、キルギスに続き親露派野党を支持することへの懸念がバキエフ氏保護の背景にあるとの指摘がある。メドヴェージェフ大統領はこれを意識してか、20日の声明でキルギス新政権との協力には選挙の実施など政権機構の確立が不可欠との認識を示すなど、臨時政府への全面支持を控える立場を強調している。 →

ロシア・ウクライナ ガス価格の大幅値下げで合意 基地問題も妥結

21 04 2010 21:59

 ロシアのメドヴェージェフ大統領は21日、訪問先のウクライナで同国のヤヌコビッチ大統領と会談し、露黒海艦隊の駐留期限延長と天然ガス価格の引き下げで合意した。大統領サイトが発表した。  2月のヤヌコビッチ大統領就任後、両者の会談は3回目。メドヴェージェフ大統領のウクライナ訪問は自身の就任以来初で、対立が鮮明になった前政権との対応の違いを明確にした。  会談後の共同記者会見で発表されたところによると、両国はウクライナ南部のセヴァストーポリに司令部を置くロシア黒海艦隊の駐留期限を当初の2017年から25年間延長することで合意。5年間の再延長期間も設けた。両首脳とも、ロシア側が進める欧州安保の新たな枠組み構想の観点から重要性を強調した。  また、ウクライナ側が見直しを求めていた天然ガス料金については、市場価格に連動した現行協定を踏まえつつ、1000㎥あたり330ドルを超えた場合には100ドル分を値引き、それ以下の場合には3割値引きすることで合意した。ウクライナにとっては毎年40億ドル(3730億円)が浮く形となり、社会保障や軍の発展などに当てる。これまで言及があったロシア側への経済的な見返りはなく、黒海艦隊の駐留費用という形で処理する。市場原理への移行から友好関係の重視に軸足を大きく移す決定となった。  ヤヌコビッチ氏は会見で、いずれの軍事ブロックにも属さない中立国を目指す方針を掲げるともに、今回の合意について、「前政権時の関係冷え込みを早期に埋め合わせること」と意義を語った。メドヴェージェフ大統領も合意が早期に実現した点を強調し、「両国の実質的なパートナー関係に基づく一歩で」とした。  セヴァストーポリへの黒海艦隊駐留に関して、ユーシェンコ前大統領は延長に反対の立場をとっており、外交官の召還問題にまで発展。またガス価格を巡っては交渉の決裂により09年初めにウクライナ経由の欧州向けガス供給が2週間に渡り停止する事態に発展した。 →

露大統領「キルギス新政権との本格協力は選挙後」

20 04 2010 23:51

 ロシアのメドヴェージェフ大統領は20日、ウズベキスタンのカリモフ大統領と会談後の記者会見で、クーデターにより政権が転覆した中央アジア・キルギスについて、国家体制の確立が最優先との立場を示した。ノーヴォスチ通信が伝えた。  キルギスでは7日の政変で誕生した臨時政府に反対するデモが発生するなど不安定な状況が続く中、憲法草案の作成作業が続いている。テケバエフ副首相が記者団に明らかにしたところによれば、大統領権限の大幅な縮小や憲法裁判所の解体、政党の議席制限を含む内容になるとのこと。7月にも是非を問う国民投票を実施し、さらに3カ月後に議会選と大統領選を同時敢行する。  メドヴェージェフ氏はロシアが臨時政府へ人道支援を提供した点を指摘しつつ、「完全な経済協力が可能となるのは、キルギスで政権機構が復活してからだ」と明言。現状について「キルギスに国家はない」と述べる一方、臨時政府が必要な措置を講じている点にも言及した。ただ、実権ではなく選挙を通じた正統な政権の存在が重要と述べ、現地政府の努力を促した。  また、ウズベキスタン側も同様の見解を示していることを明らかにした。  →

キルギス政変:バキエフ氏の行方分からず 地元ではデモ続く

18 04 2010 03:31

 先週発生した中央アジア・キルギスのクーデターで、国を追われたバキエフ大統領の行方が分からなくなっている。一方、17日は同氏の地元で支持者のデモが発生し、臨時政府の内務相が襲撃された。  バキエフ氏は7日の騒乱で首都ビシケクを離れ、南部で支持者の集会を開いてきたが、国際仲介役を務める欧州安保協力機構(OSCE)が15日に出国を発表。さらに政権を掌握した臨時政府は、同氏が辞任を表明したと発表した。  行方についてはOSCE議長国のカザフスタンが15日中に南部のタラズにいると発表。その後、ルカシェンコ大統領が体制崩壊を公然と批判するベラルーシに向かったとの情報が出たが、同国運輸省はカザフからの航空機の到着はなかったと情報を否定し、内務省もバキエフ氏から亡命の要請が寄せられていないことを明らかにしている。トルコ滞在説も出ているが、同国のNTVは噂を否定する外務省関係者の発言を引用して伝えた。このほかキルギスのアキプレス通信は、同氏がモスクワ入りしたと報じている。いずれの説についても公式筋で確認が出ておらず、行方は全く分からなくなった。  一方のキルギス国内ではバキエフ氏の就任後に政府要職を独占した親族の訴追が始まり、治安当局は騒乱の際に一般市民への発砲を命じたとしてジャニベク・バキエフ元国家警備庁長官の捜索を開始。RFIによれば、協力を仰ぐべく一族の拠点ジャラル・アバドで臨時政府の内務相が1500人を前に演説を試みたところ、瓶や石を投げられ退却を余儀なくされた。  また、ロスビジネスコンサルティングによれば、市中心部では500人が行政府庁舎に押し入り、15日に逮捕された元国防相の釈放を求めたという。さらに露国営テレビによれば、広場ではバキエフ氏辞任の報道が歪曲であると主張する150人がデモを敢行した。 →

 
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